物語

汐待について

海と季節を、ひとつの菓子に映すために。

最中の皮に小豆あんをのせる手仕事の様子

海のそばで、菓子をつくる

汐待は、鎌倉市長谷の海辺にある小さな創作和菓子店です。 窓の外では潮の満ち引きがあり、季節ごとに風の匂いが変わります。 その変化を、菓子の味や香りにそっと移したい——そんな思いから店を始めました。

基本は持ち帰り販売です。店内には海向きのカウンターを4席だけ置き、 購入した和菓子やドリンクを、そのまま景色と一緒に味わえるようにしています。

素材

鎌倉と湘南の素材

湘南ゴールドの爽やかな香り、小豆の粒感、鎌倉の塩のほのかな塩気。 土地で親しまれてきた素材を、日常のお菓子にも、贈り物にもなるかたちで届けています。

派手な個性を足すより、素材そのものの声が聞こえるように整えること。 それが、汐待の菓子づくりの中心にあります。

湘南ゴールド、小豆、鎌倉の塩などの素材が並ぶ窓辺の木のテーブル
白壁と無垢材、モルタル床の店内と海向きカウンター

空気

波音と、香りのこと

店内では音楽を流しません。窓の外から届く波の音を、そのまま残しています。 話し声や食器の音が、少しだけ遠くなる——そんな静けさを大切にしています。

人工的な香りも使いません。和菓子のあんの匂い、お茶やコーヒー、そして海風。 そのときの店に漂う香りだけで十分だと考えています。

日常と贈り物

日常のおやつと、贈り物

ひとりで買う最中も、箱に詰めて渡す羊羹も、どちらも同じ店の菓子です。 気負わず手に取れることと、改まった席でも違和感がないことのあいだを探っています。

店内の壁に飾られた季節の和菓子のポスターと貝殻の写真
白の紙袋、波模様の包装紙、青灰色の贈答箱とシール

包装

包装への考え

紙袋は白地に青灰色のロゴ。包装紙は生成りに波の模様。 シールには淡い金色の貝殻マークをあしらっています。 贈答箱は青灰色に白いロゴと、細い金色のアクセント。

飾りすぎず、渡すときの手触りがやさしく残るように。 箱の中身は、異なる商品同士を混ぜず、それぞれ丁寧に揃えます。

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